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『信長の野望・天道 with パワーアップキット』第三回

4.5号


季節もすっかり晩秋。外に出るにも厚手の上着が手放せない寒さになってきました。
読者のみなさまにおきましては、お風邪など召されないようお気を付けください……。

と言うわけで今回は、ひどい風邪でダウンした、ちょっと体の弱い4号に代わり、影武者4.5号が戦国ロマンと知略の醍醐味にあふれるPS Vita版『信長の野望・天道 with パワーアップキット』のプレイレポートをお届け。何卒よろしく、御願い奉りまする~。

さて、今回の記事のお題だが、ゲームの本番とも言える「全国モード」を紹介せよとのこと。

街道を敷いて領地を広げ、国を富ませつつ他国を制していく基本は「群雄覇権モード」と同じだが、支配下に置くべき国とライバル大名の数が圧倒的に多い! 敵に囲まれた状況が当たり前の中で勢力を広げて行く、より緊張感あふれるプレイが楽しめるモードだ。

プレイする「尾張統一」は、1555年、信長が激しい家督争いに一応の決着を付け、自らの真価を世に問おうと立ち上がる“これぞ『信長の野望』!”という時代が背景。
信長以外に、上杉謙信、武田信玄など有名な戦国大名の多くが登場し、歴史の“if”と言いうべき自由度の高い展開が楽しめる。

当然プレイ大名には織田家をチョイス。すぐ近くに武田、今川という強大な勢力がふたつあって油断できない状況だが、そこは優秀な家臣団と天運があれば乗り切れるはず。

さっそく戦国乱世にLet’s Go!である。

場面写真01

開始当初の状況は、美濃の斎藤家と同盟を組んだ状態。織田家は家臣の数は潤沢なので、武田家を気にせずどんどん街道をつなぎ、開発で国力を高めていく。尾張国内にも支配下にない村落などが複数あるので、まずはそこに道を作り、地盤を固めるのだ。余裕が生まれたら募兵で兵力も増やして……と、この辺りは群雄覇権モードと変わりない展開。

注意したいのは、全国モードの内政では人材の発掘がより重要になっていること。全国モードでは最終的に膨大な数の城を手中に収めることになるため、配下はいくらいても良い。序盤から地道に「探索」で優秀な人材を発見し、スカウトしていくのが天下への足がかりとなる。
このシナリオの清州付近では、秀吉、秀長の木下ブラザースが狙い目。後の天下人とその弟はかなりのオールラウンダーなのだ。

場面写真02

そんな調子で富国強兵を進めているとイベントが発生。
同盟相手だった斎藤道三が息子の義龍の手でお亡くなりに……。

ゲーム開始前に歴史イベントをONに設定しておくと、このような史実に沿ったイベントが発生し、国を取り巻く周辺状況が大きく変化する。今回は斎藤家との同盟がご破算となり、周囲が敵だらけに。仕方がないのでかき集めた兵で美濃攻めを行ない、さらに勢力を強めていくことにしよう。

場面写真03

さて、いざ戦闘だが、織田軍には戦上手が多いだけに、序盤でも戦闘に連れていく武将にはあまり困らない。統率や武勇が高い以外に、武将が得意とする兵科でも戦闘力がかなり変わるため、「適性」を意識して戦いに臨むのがコツだ。

例えば信長は鉄砲適性が最高ランクのSなので、たっぷり鉄砲隊を連れていくと良い。斎藤家との戦いであれば、敵兵のだいたい2倍ぐらいの兵力で攻め込むとラクに勝てるだろう。無事勝利すると明智光秀など斎藤家のこれまた優秀な武将を捕虜にできるので、予算と相談しつつ配下を増やしておきたい。

場面写真04

その直後ぐらいのタイミングでは、今川義元が尾張に侵攻してくる「桶狭間の戦い」イベントが発生。

こちらは選択肢を一つ選ぶと信長が勝手に今川軍を倒してくれて実に楽チンだ。加えてイベント後に家康が独立して織田家と同盟を結ぶ「清洲同盟」が起き、以降しばらく武田軍の侵攻を食い止めてくれる。織田家にとってはまさに“歴史イベント万歳!”な流れだ。

ちなみにこの手の歴史イベントは、史実と全く同じタイミングで起こるわけではなく、ある程度タイミングがずれることも。時に史実とは順序が前後してイベントが発生する場合もある。

場面写真05

場面写真06

このシナリオの序盤の織田家はイベントが豊富で、本来かなり厳しい状況も乗り切りやすいため、実は初心者にオススメ。ただ、歴史イベントは複数の条件を満たしていないと発生しないし、発生後に選択肢などであえて回避できたりもするのがポイント。今川義元が桶狭間で倒されなければ……など、 歴史の“if”を自分の行動で左右できるので、戦国ファンにはたまらないだろう。

場面写真07

プレイとしてはこのあたりまでが序盤の山場といったところ。

後顧の憂いが軽くなった織田家としては、近畿方面に版図を広げて行くのがセオリーだ。近畿地方には小規模の大名が多いので、兵力と金銭をうまくやり繰りすれば開始10年ほどで中国・四国地方に手がかかるところまで行けるだろう。


ところがこの状況まで来ると、他の大名も黙って各個撃破はされなくなる。その究極とも言えるのが自分の大名に対する「包囲網」で、これが起きるとひたすら四方八方からチクチクと攻められ続けてしまう。この被害を最小限に防ぐには「外交」や「朝廷」などのコマンドを活用する必要がでてくる。ちょうど前回の説明から漏れている要素なので、ここで紹介しておこう。

場面写真08

外交」には7つのコマンドがあるが、そのうち「同盟」「要請」「延長」「破棄」と、4つが同盟に関するもの。これだけで同盟がいかに重要かうかがい知れるというものだ。

同盟を申し込んだ場合、武将を人質として出せとか、姫を嫁によこせとか、いろいろ難題を出されることもある。ただ、一度同盟を結んでしまえば5年間は有効で、期間の延長も可能。後々まで生き残りそうな有力大名に早めにツバを付けておくと、最終局面まで割と安心できる。

ただし、同盟は一方的に破棄されることもあるので油断は禁物。同盟国に面した城を空き城にするのはやめておきたい。

場面写真09

また「外交」コマンドでもう一つ注目したいのが「勧告」。
敵と味方の戦力差が大きい時に相手大名を屈服させるコマンドで、成功すれば相手の国を配下込みでまるごと降伏させられる。十分に相手を追いこんでいないと成功しないが、逆に成功すれば戦闘で大部分が失われてしまう町の施設がそのまま残るなどいい良いことずくめ。これは試してみない手はない。

一方「朝廷」は、まず「献上」で自国の収入から一定の割合を朝廷に渡して貢献度を稼いでおき、さらにコマンドに対応する「文化」を振興しておく必要がある。使えるコマンドは「斡旋」(武将の紹介)、「招待」(公家の招待)、「和解」(戦闘中の敵と停戦)、「仲立」(特定の相手と同盟)、「朝敵」(特定の大名を朝敵にして不利に追い込む)の5つで、それぞれ貢献度を消費して使う仕組みだ。その分、効果は強力なので、どうしても危機を脱したい、という時の切り札にとっておきたい。

場面写真10

文化」も説明が必要だろう。
こちらは「内政」コマンドの「振興」で、国の運営に役立つさまざまな効果を受けたり、特殊なコマンドを使えるようにするもの。
八幡宮」など特殊な効果を持った建物も、ここで修得すると建築できるようになるのだ。「振興」には条件となる寺や教会などの建物をいくつか建てた上で、多額の費用と時間、コマンドを担当する3人の武将が必要で、普通なら中盤以降にようやくいくつか修得できるくらいのペース。あせらずに時間をかけて国力を高め、余裕があるとき時に行なうのが吉だ。

場面写真11

内政以外にこうした手練手管を駆使しながら、大名の天下統一への道のりは続く……のだけれど、既に今回御レポートもかなりのボリュームに。今宵の報告はこのあたりでおしまいにさせていただきとうございます。

ゲームは10カ国くらいを取ったあたりから周囲の大名との駆け引きが熾烈になってきて、どんどん面白く(ツラく?)なる。各地の城に兵士を置いたまま強力な武将だけをすばやく移動させて戦わせるなど、『信長の野望』や『三國志』シリーズはシステムのツボを理解して効率良く使いこなす面白さがわかってくると本当に楽しいので、未経験者の人もガシガシプレイして、その神髄に触れてみてほしい。

最終回となる次回は、これまでに語りつくせなかったさまざまな要素をご紹介。PS Vita版最大の特徴と言える「“near”武者修行」についても詳しく語られるらしいですぞ。

しかし今回、包囲網が妙に厳しいなあ……ブツブツ……。


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