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『トトリのアトリエPlus ~アーランドの錬金術士2~』第一回

4号

こんな寒い日はカモミールティがぴったりですわね。そんなことをつぶやきながら梅こぶ茶をすする4号です。みなさんお元気ですか。

さて今回よりご紹介する作品として3号から手渡されたのは、『PS3』版に数々の追加要素をプラスして『PS Vita』にやってきた『トトリのアトリエPlus ~アーランドの錬金術士2~』。

3号、でかした!
萌えのわからぬ体育会系の1号や2号からは決して出てこないナイスチョイス!
あとでアメちゃんをあげよう!

トトリ1場面写真01

1997年リリースの『マリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士~』以来連綿と続く、通称「アトリエ」シリーズ。その中でも、『PS3』で展開し新境地を拓いたのが、アーランドの地を舞台にした『ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術士~』『トトリのアトリエ ~アーランドの錬金術士2~』『メルルのアトリエ ~アーランドの錬金術士3~』の3作であります。『トトリのアトリエ』はその2作目というわけですね。

トトリのアトリエPlus ~アーランドの錬金術士2~

この3作品の魅力は(「アトリエ」シリーズ全般的でもそうですが)、「錬金術」をメインとして冒険RPG、アイテムコレクション、育成や経営、そして他のキャラクターとのコミュニケーションによる友情やロマ~ンスなど、様々な要素が融合しているところ。
一見リリカルで萌え萌えなイメージとは裏腹に、ハマると底なしのやり込み地ご……もとい天国に捕らわれてしまうという、まさに「ハチミツにつられて穴から抜けられなくなった某クマ」状態なのであります。

まあそんなディープなところはおいおい掘り下げていくとして、今回はゲームの最序盤を進めながら、『トトリのアトリエ』の基本的なトコロを押さえていきましょう。

あ、『ロロナのアトリエ』は『トトリ』の前日譚にあたる作品ですが、それをプレイしていなくても全くノープロブレム。ただ遊んでおくと小ネタやイベントで「おっ」と来たりするので、『PS3』をお持ちの方にはおすすめです。「the Best」版も出てるしね!

トトリ1場面写真02

ここはアーランドの辺境にある港町、アランヤ村。この地に住む新米錬金術士・トトゥーリア、通称トトリは、錬金術の修行を続けながらも、心の中には秘めた想いがありました。それは、冒険者になって広い世界に出たいということ。なぜなら、冒険者であったトトリの母は、ある日冒険の旅に出たまま、もう何年も帰ってこないからです。

自分も冒険者になって、錬金術の技を磨きたい。そして、いつかお母さんに再会したい。でも、冒険者になるにはアーランドの街に行って「冒険者免許」をもらわなくてはなりません。危険だと猛反対する姉のツェツィ、なんだか存在感薄いけど不安そうな父・グイード。しかも、遠いアーランドまで行くのに必要な馬車の御者・ペーター(へたれ)は、運賃として「1カ月以内に10万コール貯めないとダメ」とふっかけます。

トトリ、前途多難です。

トトリ1場面写真03

それでもトトリの決意は変わりません。幸い、酒場のマスター・ゲラルドさんが、冒険者ギルドのクエストから簡単そうなものを仲介してくれることになりました。サスペンダーの似合うおじさんに悪い人はいません。

村には同じく冒険者を目指す幼なじみのジーノもいるし、トトリ自身にはいちおう錬金術士の腕があります。ふたりで近場のフィールドを探検し、錬金術に必要な材料を採取したり、モンスターを倒したり、材料を調合してギルドの要望に応えたりしていけば、いつかお金も貯まるでしょう。

トトリ1場面写真04

と、ここで、ゲームの基本中の基本要素である「採取」「戦闘」「調合」が出てきました。

「採取」と「戦闘」はワールドマップを移動して、村の外のフィールドで行ないます。最序盤ではトトリとジーノはまだ冒険者ではないので、行ける場所はわずかですが、それでも薬草などの材料や、ほどよく弱いモンスターとの戦闘で、少しずつ経験とお金が貯まっていくはずです。

トトリ1場面写真05

材料が貯まったら、それを自分の家のアトリエに持ち帰り、「調合」してみましょう。調合にはそのレシピを記した「参考書」が必要ですが、トトリは最初から回復薬「ヒーリングサルヴ」や爆弾「クラフト」などのレシピを知っています。調合したアイテムを戦闘で使えるのはトトリのような錬金術士だけなので、できるだけ作って携帯しておきたいものです。

トトリ1場面写真06

ただ、レシピ通りに材料を調合すれば万事OKかというと、そうでもないのです。

まず、トトリの錬金術のレベルが低いと、当然失敗します。失敗すると爆発します。おやくそくですね。また使用する材料にはそれぞれに「品質」と「特性」が設定されており、同じ材料でもいろんな効果(マイナスの効果も含む)があります。そしてそれらを調合したものには、材料の特性のうち一つだけを引き継がせることができます。その選択により、調合されたアイテムの質が変わってくるわけです。

これは当然戦闘で使ったり、クエストとしてギルドに納品したりする際にも影響し、あまり低級なものを納品するとゲラルドさんが渋い顔をして報酬をケチったりします。

トトリ1場面写真07

しかし、逆に言えば良質な材料を調合して適切な特性を付けてあげることで素晴らしい逸品が作れるようにもなるわけで、ここがこの作品のハマりどころの一つであるわけですよ。

じゃあまたフィールドに出てみましょうか……ぅおおう? いきなり巨大モンスター出現っ!?

トトリ1場面写真08

……ではなく、彼女は村の先輩冒険者・メルヴィアさんです。
冒険者になりたいというトトリたちの願いを聞くと、豪放磊落なメル姉は仲間に加わってくれます。これが強い! アホなほど強い! 序盤はもう彼女がいれば安心というくらいの強さです。

ここでパーティが3人になりました。このゲームの戦闘の基本はトトリを中心として両翼に仲間が入る3人フォーメーションです。しかし3人揃っても、やっぱりトトリはかよわい錬金術士の女の子。敵の直撃を受けたら極めて危険です。

トトリ1場面写真09

トトリ1場面写真10

そこで! トトリがピンチの時やスキができそうな時、左右のキャラのフキダシにしたがってタイミングよくLまたはRのボタンを入れると、そのキャラがトトリをしっかりアシスト!
これが磐石の「アシストシステム」であります。カッコよくトトリを守ったキャラに対しては、トトリも決して悪い気はしません。これは戦闘以外にもなにか影響あるかも……?

こうして冒険者になるための最初のハードルである「1カ月で10万コール」目指してがんばるトトリたち。しかし、このゲームでは「フィールドまでの移動」「フィールド内での探索」「調合」の際に時間経過が発生するので(ちなみに戦闘で全滅しても強制的に帰還させられて数日ムダにします)、1カ月はあっという間。果たして、トトリたちは無事アーランドへ行き、冒険者免許を手にすることができるのでしょうか……?

と、いうところで、次回からは冒険者となったトトリたち(あっ)の活躍、続々と登場する仲間たち、そして『トトリのアトリエPlus』の「Plus」たる所以である、あれやこれやについてガッツリ語りますのでお楽しみに!


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『サムライ&ドラゴンズ 2ndシーズン』第四回

4号

みなさま、お寒い中お元気でしょうか。
天然肉布団で寒さにだけは意外と強い4号ですよ。

さて「2ndシーズンからでもだいじょうぶ! 今からはじめる『サムドラ』プレイレポート」と題してこれまで『サムライ&ドラゴンズ』の魅力をお伝えしてまいりましたが……なんと!
のんびりしているうちに本連載推奨サーバである“World 7”を含めた全ワールドに最終決戦の大号令が!
すなわち、2ndシーズンは1月28日(月)にて終了、2月1日(金)には新たな3rdシーズンの幕が上がるのであります!

そんなわけで、最終回である今回は、天下分け目の最終戦争と、来るべき3rdシーズンの到来をにらんで、魔獣ユニット育成と領地拡大についてお話しましょう。

場面写真01

“ガイア=エンド”のあちこちにそびえ立つ塔、そして難攻不落の「デブリズタワー」。これらを落とすことが、“ガイア=エンド”における覇権の証だ。だが、ある日突然、デブリズタワーをも凌ぐ強固な塔「真デブリズタワー」が大地に姿を現わした。これはまさに、最終決戦の先触れ。よりいっそう領土を広げ、自軍を拡張しなければならない。

場面写真02

領土を広げるための戦力、それがさまざまな魔獣たちで編成する「魔獣ユニット」だ。最大3枚の魔獣カードを自在に組み合わせたユニットを領地に派兵する……わけだが、序盤はこれがなかなか「自在」とは行かない。

まず、魔獣カードにはそれそれ「コスト」が設定されており、ユニットのコスト合計が拠点のコスト上限を越えるように配置することはできない。
コスト上限はデフォルトでは4.5だが、強い魔獣となるとだいたい1体のコストが2.5や3.0といった値になってくるので、なかなか世知辛い思いをすることになる。コスト上限は拠点に「士官アカデミー」を建設するか、CPで購入できるコスト上限アップアイテムを使用することで底上げすることができるが、士官アカデミーはアクションパートで手に入る設計図を5枚集める必要がある上、建設にもレベルアップにも莫大な資源と時間がかかるので、ここぞとばかりにアイテムの力を借りるのもよいかもしれない。

場面写真03

また、魔獣ユニットには最大3枚の魔獣カードをセットできるものの、「Center(中列)」を加えた3体編成にしたければ、「行軍訓練所」の建設とレベルアップが必要。さらに「Leader(後列)」には射程距離3の魔獣が必要なのだが、この「射程3の魔獣カード」というのがカードのレアリティとはまた違った意味で希少なので、先のコスト問題も合わせて3体編成の魔獣ユニットを揃えるのはなかなか苦労する。逆に言えば、3体ユニットを手足のように使えるようになったら本格的な攻め時である。

そうやって組んだ魔獣ユニットを野に放ち、空き地を占領していけば、領地は富み、さらに施設やユニットを強化できる。こうやって魔獣たちの成長が楽しくなってくればもう立派な魔獣フェチ……もとい“ガイア=エンド”の名士だ。

ところで、魔獣を育てるにあたって、ユニット編成の他にプレイヤーの個性が如実に出てくる要素がふたつある。それは「ステータスポイントの割り振り」と「スキルの付与」だ。

ステータスポイントは、魔獣ユニットのレベルが1上がるごとに5割り振られ、「攻撃力」「防御力」「知力」「素早さ」のパラメータに自由に割り振ることができる。これらをバランスよく割り振るか、特定のパラメータに特化させるかで、魔獣の将来の方向性が変わってゆく。

場面写真04

本稿は攻略が目的ではないので「どれが正解か」的なことを書くつもりはないが、ワタシの個人的な感想として最も重点的に割り振るべきなのは「素早さ」だと思う。「情報」メニューの「報告書」から読める魔獣ユニット同士の戦闘ログを見てもわかるが、魔獣の戦闘は多分に「早い者勝ち」なところがあり、先に攻撃を仕掛けて敵の頭数を削れるほうが有利のようだ。まず「素早さ」で敵を圧倒し、あとは魔獣の持つスキルによって「知力」などを上げるのが良いと思われる。

もう一つの重要ポイント「スキル」。

これは魔獣カードが本来持っているBASEスキルを上げるだけでなく、他のカードを合成することで二つまで習得可能なSUBスキルにも注目したい。攻撃系のスキルを持つカードには一応回復系も付けたい、あるいは逆に似た系列のスキルを3つ駆使する魔獣なんてのもかっこいい……などとスキルの付加についてあれこれ考えるのも楽しみではあるのだが、あえてここでは「スキルの付けすぎに注意!」と言ってしまおう。

場面写真05

なぜなら、魔獣同士の戦闘ではスキルは自動的に、そして確率で出るからだ。これは、「別のスキルをつけているとその分だけ主力スキルが出る確率が減る」ということも意味する。もし強力なスキルを持った魔獣がいるなら、他のスキルを習得させずにひたすらBASEスキルを上げていったほうがよい場合もあるのだ。

さて、魔獣ユニットたちを操って領地を広げていくうち、避けられないのが「近所付き合い」。すなわち他のプレイヤーとの干渉である。「地図」を見て青で表示されるのが自分の領地、緑で表示されるのが自分が所属する同盟の領地、そして赤が自分以外のプレイヤー/同盟の領地だ。

場面写真06

これがスタンドアローンなゲームなら赤い領地にも「えいやっ」と侵入して分捕ってしまえばよいのだが、『サムドラ』はネットワークゲームである。その赤いところはまさに「他“人”の敷地」、リアルなプレイヤーの持ち物なのだ。それなりの覚悟は必要なのである。

例えば相手が非常に非力であっても、実はものすごい巨大な同盟の一員で、攻め込むそぶりを見せたとたんに「撤退しないと全力で報復しますよ? フフフ……」というようなメールが来たり(以下全部ワタシの実話)、このプレイヤーは同盟に入っていないからいいやと思って攻めたらその人の戦友から「放棄しないと戦友30人が全力で(略)」とメールが来たり、空き地に進軍してたらそこと隣接すらしてない同盟から「我々の領地の7マス以内に侵入すると全力で(略)」と言われたり、それで「敵対したくなければ10行以上の反省文を送りなさい」と迫られたり、そりゃあもう恐ろしいところだよ“ガイア=エンド”は!

いやいや、まあたまーにキョクタンなヒトはいるが、こういった人間と人間とのかけひきがあるからこそ『サムドラ』は楽しいのだとも言える。同盟同士の紳士協定や相互不可侵条約を結んでいるところもあれば、弱肉強食の武闘派同盟を「演じて」いる人たちもいる。このあたりは、近隣のプレイヤーや同盟、また入っているなら自分自身の同盟のプロフィールをきちんと把握して、自分の立ち位置をはっきりさせておきたい。あとは、普通に人間同士で通じるマナーや常識と同じだ。


そんなわけで、たくさんの戦士、たくさんの人の思いを孕みながら2ndシーズンの“ガイア=エンド”はクライマックスを迎える。本稿を見て“World 7”からゲームを開始した方々がもしいれば、少々短いシーズンだったかもしれない。だが、2ndシーズンでのプレイヤーの功績は報酬として3rdシーズンに生かされるし、また所持魔獣カードおよびスキルレベル、最もレベルが高かったジョブの状態など、3rdシーズンに引き継がれる要素も多い。
(詳細は『サムライ&ドラゴンズ シーズン終了特設サイト』を参照)


ではみなさん、2ndシーズンを戦い抜き、そして来るべき3rdシーズンでまたお会いしましょう。あ、もちろん『サムドラ』は「3rdシーズンからでもだいじょうぶ!」ですよ!

場面写真07


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『サムライ&ドラゴンズ 2ndシーズン』第三回

4号

みなさま、お正月はいかが過ごされましたか?
こちとら寝正月が楽しすぎて鏡モチにジョブチェンジしてしまった4号ですよ。

さてさて正月ボケもそろそろ払拭、年またぎで連載している「2ndシーズンからでもだいじょうぶ! 今からはじめる『サムドラ』プレイレポート」の続きといきましょう。

場面写真01

2ndシーズンからの新規キャラクター専用で、難易度的にも初心者向けの調整がされている新サーバ“World 7”。だがオープン当初こそ比較的のんびりムードだったこの世界“ガイア=エンド”も、参戦者の増加や同盟勢力の結集によって次第に乱世の予感が近付いてくる。

そんな中、僧侶としてスタートしたワタシは、積極的にアクションパートへ参加し、あっちで死にそうな仲間を回復、こっちで毒沼に突っ込んだ仲間を治癒、そのうち自分が死にそうになるのではじっこでこっそり自分を回復……とやっているうち、着々とレベルを積んでいった。
戦闘のさなか、サポートした相手に「ありがとう!」と言われるのもうれしいものだ(チャットはチャットアイコンから定型句を呼び出す形で行なわれる)。ただ忙しい戦闘中に「ありがとう!」を出す間に倒されちゃうヒトもいるので、今はラスボスを倒した後でまとめて「ありがとう!」と締めることが多い。

レベルが上がるにつれ、挑戦可能なダンジョンが次々と解放されてゆく。
そして、ついに迎えたレベル20。レベル20になった戦士が特別なダンジョン「試練の広間」をクリアすれば、上級職へのジョブチェンジが可能になるのだ。

場面写真02

自分自身で「試練の広間」のルームを作成すれば、すぐに助っ人が集まってくるだろう。なぜなら、この試練を手伝った者にもゴールドチケット20枚の褒賞があるからだ。したがって、既に戦友や同盟仲間がいるプレイヤーは、パスワードのかかるルームで行なうことも多い。

ともあれ、「試練の広間」をクリアすれば、上級職への道が開ける。
上級職は一つのジョブに対して2通り用意されており、例えば我が僧侶であれば、回復能力に加えて戦闘能力をプラスした「パラディン」と、回復力をより極めた「ハイプリースト」の2通りが選べる。これはどの基本職でも同じで、つまり5つの基本職からは10の上級職が生まれるということだ。

場面写真03

場面写真04

ワタシは戦闘とサポート両方をこなす「パラディン」に一瞬心動いたが、自分がこういうキャラを扱うと必ず言われる言葉が頭をよぎった。

「器用貧乏」。

そう、いろんなことがちょっとずつできても、それが評価されるとは限らないのだ。
うわぁぁぁん!……と個人的トラウマが引き出されそうなので、回復に徹する「ハイプリースト」を選ぶ。ストイックにサポートに集中するのだ。

こうして、ハイプリーストとしてダンジョンに参戦。
やはり「癒し手」としてハイプリーストはなにかと頼りにされる。だが……いまひとつ活躍できていない気がする。

それはハイプリーストに転職して変化した「スキル」のせいだ。

回復技「ホーリーヒーリングライト」は僧侶の「ヒーリングライト」から回復力は格段に上がったが、効果範囲が狭くなっているので、回復させたい相手により近付かなくてはならない。そしてダメージ軽減の魔法陣を描く「アンチマジックシールド」「アンチブレードシールド」は使いどころがものすごく難しい。
そもそも、回復はできても、毒などの状態異常を治癒する「キュアライト」に相当するスキルがハイプリーストにはないのだ(「ホーリーヒーリングライト」がレベルアップすればキュアの効果も出るらしいが、それは先の話)。

だが、解決策はある。

自分にとって使いやすいスキルを、カスタマイズしてしまえばよいのだ。
「スキル選択」を選べば、自分が過去の転職で習得したスキルを、4つのキーに割り振ることができる。ワタシは「アンチマジックシールド」「アンチブレードシールド」はいったん外して、僧侶のスキルである「キュアライト」「ホーリーアロー」を復活させることにした。このように、自分のスタイルに合わせてスキルを組み替えるのも『サムドラ』のアクションではかなり重要なのだ。

場面写真05

ダンジョンに入るといろんなヒトがいる。
回復役が参加していると見るや自分のHPも鑑みずにガッシガッシ前進していくヒト(おーいこっちにも回復スキル撃つのにSPの限界があるんだよー!)、戦いが不利と見るや自ら回線を切るヒト(あなたを生き返らすためにポーション使ったのに……)、途中で寝オチしたのか戦闘が終わっても次ステージへのゲートに入らず、他のみんなでちょっとずつ押して無理やり入れなきゃならないヒト……だが、そういうヒトたちも含めて、みんな愛すべき「オンラインの仲間」。

ラスボスを倒して「お疲れ!」「ありがとう!」と言い合う瞬間は何事にも代えられない。

場面写真06

そんなこんなでハイプリースト業を営んでいたある時、一通のメールが舞い込んできた。

いわく「我々の同盟に入りませんか?」。

キター! 同盟!

実はワタシもそろそろ同盟入りすべきだと思っていたころだったのだ。一応先方の同盟の情報を見てみると、同盟人数120名を越えるそこそこの大同盟。自分が今いる本拠地とはかなり離れたところに主力がいるのでいざという時に役立てるかは心配だが、それでも渡りに船。さっそくビジネスレターのようにていねいな返礼を送る(あとでわかったがこの時の盟主は高校生だった。たぶん20歳くらい年下。だが“ガイア=エンド”ではそれは関係ない)。

『同盟』、これは『サムドラ』においては非常に重要なファクターだ。しばらくソロでプレイしようという人も、やがては『同盟』という強固な壁にぶつかるだろう。

同盟に入る利点を挙げれば枚挙に暇がない。
まず、産出資源や、魔獣が獲得する経験値にボーナスがつく。また、“ガイア=エンド”の各所に点在する「塔」を攻略すれば、その同盟の全員に利益があるばかりでなく、塔を攻略して初めて解放されるダンジョンに挑むことができるのだ。
塔はLv1から7まであり、さらにその上に「デブリズタワー」という難攻不落の塔がある。これらを攻略していくのは、一人の力では相当難しい。同盟の仲間と力を合わせて塔を攻略してゆくことこそが、“ガイア=エンド”への覇者となる上で避けられぬ道なのだ。

場面写真07

もちろんそれには、本拠地を発展させ、魔獣軍団によって“ガイア=エンド”の上に領土を広げ、ときには敵から奪い取ってゆかねばならない。次回は、いかに領地を拡張していくかを中心にレポートしたいと思う。乞うご期待! 

今回あんまり魔獣カードのこと話せなくてごめん! 次がっつりやるよ!


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『サムライ&ドラゴンズ 2ndシーズン』第二回

4号

はい、4号でございますよ。
みなさまがこのブログをお読みになっているのは年の瀬でしょうか。あるいはもう新年を迎えているかもしれませんね。

2013年は巳年ですが、心はいつもイヤー・オブ・ザ・ドラゴン! というわけで、先の新パッケージ『サムライ&ドラゴンズ デラックスパッケージ版 龍族降臨』発売を記念して、「2ndシーズンからでもだいじょうぶ! 今からはじめる『サムドラ』プレイレポート」をお送りします。

全くどうでもいいことですが、この原稿を書いているのは2012年のクリスマスイブですよ。さみしくなんてないですよ。ええ。

場面写真01

去る2012年9月28日に2ndシーズンに突入した『サムライ&ドラゴンズ』。“ガイア=エンド”をめぐる戦いは既に熾烈を極め、また1stシーズンからのプレイヤーには引継ぎ要素もあることから、いま参加するには少々敷居の高いイメージがあった。

だが、11月28日の大型アップデート1.12パッチと同時に新サーバ“World 7”がオープン。こちらは2ndからの新規キャラクター専用で、しかもまだ参加人数も過密ではないため、初心者でも広大な“ガイア=エンド”での冒険が楽しめる。

そんなわけで、実は1stシーズン経験者であるワタシも、あえて“World 7”で新規参加。しかも数々の特典が封入された『サムライ&ドラゴンズ デラックスパッケージ版 龍族降臨』を導入。
かなりズルい気もするが、いいんですワタシのようなヘタレゲーマーにはこれくらいの方が!

さて、“World 7”にログインしたら、まずは自らの分身であるキャラクターのジョブを選択。最初に選択可能なのは剣士・僧侶・魔法使い・忍者・侍の5種。それぞれの特徴をごく簡単に述べると……

●剣士:パーティの最前線を担う近接戦闘タイプ。剣による連撃はもちろんのこと盾を持ち敵を引きつけることも可能。回避や回復は不得手なので、本領発揮には仲間との連携も重要。

●僧侶:仲間の回復や状態異常の治療を担当。パーティにとっては歓迎されるが、本人は攻撃を避けながら仲間を回復しなければいけないのでかなり忙しい。ちなみに意外と攻撃もイケる。

●魔法使い:魔法による間接攻撃を得意とする。バラエティ豊かな魔法は名実ともにパーティの華。ただ、ものすごく打たれ弱い。余談だが女子キャラなので声がかわいいぞ。

●忍者:華麗な連続攻撃や俊敏な回避、さらにクナイ投げによる遠隔攻撃もこなすマルチ&スピード派。ただ、どの技も強さは「そこそこ」なので、能力を引き出すにはプレイヤースキルも必要。

●侍:長大なカタナで敵をなぎ倒す、パワーと攻撃範囲に優れた近接戦闘の達人。強さと爽快感で人気のジョブ。だが敵をあらぬ方向に跳ね飛ばしたりするので立ち回りには注意。

場面写真02

ワタシは1stシーズンは忍者で始めたのだが、パーティでは僧侶にしばしば助けられたので、今回は僧侶を選ぶことにした。ジョブを決め、広大な“ガイア=エンド”のどのエリアに本拠地を構えるかを選択(16ブロックから選べる)。

すると、さっそく最初の試練「城門の開放」がスタートする。選んだばかりのジョブで迫りくる敵を倒す、いきなりの「アクションパート」だが、操作を確認しながら落ち着いてプレイすれば楽勝。こうして、いよいよ“ガイア=エンド”での生活が始まる。

プレイヤーに最初に与えられる「本拠地」では、ちょっと謎めいたチュートリアルキャラ「ドーラちゃんとサムくん」が登場。最初は彼女(たち?)が出すクエストをクリアしていけば、ゲーム内でやるべきことが習得できるというわけだ。

場面写真03

序盤に必要なのは、やはり本拠地での施設建設。
4種類の資源(石・木・鉄・糧)を産出する施設やそれらを貯える「貯蔵庫」、さらには戦いの要である「魔獣」たちとその配下兵を揃えるための各種軍事施設などをどんどん建設し、本拠地を発展させなければいけない。これが「シミュレーションパート」だ。

場面写真04

基本的に施設の建設予約は一度に二つまで。そして、建設完了までにはその施設のレベルに応じた時間が(リアルタイムで)かかる。だが、ゲーム内通貨「CP」やそれで購入できるアイテムを使えば、最大5つまでの建設を予約できるようになり、また建設を即時完了できたりする

ただ、「CP」自体はいわゆる「リアルマネー」で購入するもの。
これをがっつり利用するか最小限に留めるかは、プレイヤーのスタイルによってさまざまだろう。ちなみにワタシは新しい覆面を買えないほどビンボーなのだが……ぐふふ、そこで『サムライ&ドラゴンズ デラックスパッケージ版 龍族降臨』っすよ。これには、CPを50%割引で購入できるチケットが4枚も付いてくるのだ!
さっそくこれを1枚使い、ちょっと建設を促進。オトナってズルいですか。ワタシもそう思いますよ。でもCPを「ここぞ」というところで使うのは『サムドラ』を楽しむ際のキモなのです。

ともあれ、本拠地が発展してくれば、領地を広げたくなるのが人情。ほら、ドーラちゃんもそう言ってるよ! 領地を増やすには、「魔獣」カードでユニットを組み、それをフィールド上の土地に派兵すること。土地に居座る魔獣を倒し、こちら側の魔獣ユニットが勝利すれば、その土地を占拠することができる。すなわち、これが「バトルパート」だ。

場面写真05

本拠地に魔獣ユニットを配置するための「発令塔」、魔獣ユニットの配下となる兵士の上限数を増加させる「兵舎」、魔獣をユニットにセットするための研究を行なう「下位ラボ」があれば、とりあえず魔獣カード2枚までのユニットが組める。
ただし「下位ラボ」で研究できる魔獣の属性には限りがあり、また序盤は手持ちの魔獣カードの数そのものも少ないだろう。そのためには、「アクションパート」でダンジョンを攻略し、カードパックからカードを引く必要がある。ダンジョンは最大4名のオンラインパーティバトルであり、同時に3Dリアルタイムアクションでもある。
当然、他のプレイヤーとの協力が必要だ。

まあ、いくらアクションオンチとは言え、ワタシは1stシーズン経験者である。さっそく僧侶としてダンジョンに乗り込み、仲間を待つ。僧侶は回復の担い手として重宝がられるので、プレイヤーも集まりやすい。
たちまち心強い仲間が集まった! さあ、ダンジョン攻略だ!

……とは言え、初めての僧侶。
うわっ、みんなバラバラに突っ込んでいく!
回復スキルを使ったけど相手に届いてない!
体力がヤバくなった仲間、どこにいるかわかんない!
不発のスキル撃っちゃったからSP(回復など特殊スキルで消費するパラメータ)が足りない!
てか、そんなこと言ってるうちに自分が攻撃されて死にそう!
なんでこんな弱いの!
あっそうか、オレ僧侶なんだった!

場面写真06

という感じで、どうにか勝ちはしたものの、パーティバトルにおけるジョブごとの立ち回りの違いに愕然。4号、イチから修行し直します!

次回、続々と登場する魔獣、新ダンジョンとは?
上級職にレベルアップした4号を待ち受ける試練とは?
そして「同盟」がもたらす『サムドラ』のさらなる深さとは?
刮目して待て! そして、おもちを食べすぎないように!


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『サムライ&ドラゴンズ 2ndシーズン』第一回

4号


今年も押し迫ってきましたね。はい、冬眠間近の4号ですよ。
2012年人類滅亡説もどうやら無事にやりすごせたようで安心しました。でもまだ平成2012年までは油断できませんよ。

さてそんなハナシは置いといて、今回から新しい『PS Vita』特選ゲームについて語って行きますよ。そのタイトルは『サムライ&ドラゴンズ』!!

……え?
『サムドラ』みたいなド定番ゲーム、今さらお前に紹介されなくても知ってる?
ふっふっふ。しかぁし!
今だからこそ『サムドラ』を語る意味があるのです!

それは、去る11月28日に配信された1.12パッチによる大型アップデート、そして11月29日に発売された新パッケージ『サムライ&ドラゴンズ デラックスパッケージ版 龍族降臨』! 

サムライ&ドラゴンズ デラックスパッケージ版 龍族降臨

その内容がすごいのですようふふ。

第1シーズンでプレイを中断しちゃったヒトも、まだ遊んでないというヒトも、これを機に『サムドラ』の新世界を体験すべきだとワタシは力説したいのでありますよ。

では今『サムドラ』はいかに進化しているのか?……を語る前にですね、まずは一応ざっくり『サムドラ』というゲームの概要を説明しておきましょう。親切ですね。

西洋と東洋、過去と未来、あらゆる時空が交わる混沌の地「“ガイア=エンド”」。そこでは数多くの戦士たちが覇を争っていた。プレイヤーはその戦士の一人となり、拠点を築いて守りを固め、そこここに潜むダンジョンを踏破し、そして魔獣たちを操って領地を広げてゆくのだ。

場面写真01

場面写真02

場面写真03

ゲームの大きな構成要素は3つ

一つは、自らの本拠地を建設して資源を生産したり軍備を高めたりするシミュレーションパート。そして、魔獣たちのひしめくダンジョンに最大4名のパーティで攻め入るアクションパート。さらに、魔獣たちで部隊を編成しフィールドに侵攻して領地を広げるバトルパート。この3要素が有機的に結合したゲームこそが『サムドラ』なのである。


……と言うわけです。わかりましたね。
ではお待たせしました、今『サムドラ』は一体どういうことになっておるのか? 最新の1.12パッチで実装された要素を中心にご紹介します。


まずプレイヤーキャラのジョブ。
当初は剣士・僧侶・魔法使い・忍者・侍の基本職と、それぞれのレベルを上げることで転職できる10種類の上級職が用意されていましたが、その後特定の条件を満たすことでのみ転職可能な新上級職が追加。剣と魔法の双方を修めた「ブレードエンチャントレス」、相反する攻撃魔法と治癒・防御魔法を同時に操る「ルーンマスター」、そして1.12パッチで登場したのが「魔導大筒士」! 巨大な大筒をぶっ放して敵をなぎ倒す、オットコマエなジョブであります。

次に、魔獣倉庫の実装。
魔獣カードの所持は、これまで150枚が上限だったのですが、続々と追加されるユニークなカードやレアカードの数を考えると少々ツラい数字です。
そこで! 今回は従来の150に加えて200枚のカードを保存できる倉庫をおつけしました! これで合成素材用のカードや、実戦では使わないけど捨てるに忍びないカードも安心キープです。別にテレビショッピングじゃないですよ。

場面写真04

そして、フレンド招待機能。
まだ『サムドラ』をプレイしたことのないフレンドを『PS Vita』内で誘い、チュートリアルクエスト「城門の開放」をクリアすると、招待されたフレンドにゲーム内通貨300CPと「SR☆ゴブリンロード」「UC☆ゴブリンコック」「UC☆ゴブリンアーチャー」のカード3枚をプレゼント。さらに招待を送った側にも、誘ったフレンドの人数に応じて強力な魔獣カードが手に入るってえ寸法ですよ。『サムドラ』はプレイヤー間の協力も大きなカギ。仲間をどんどん引き込みましょう!

さらに、上級職「ファイアマスター」「フロストマスター」「シールドマスター」のスキルが大幅に強化。サポート的な役回りと見られがちだったこれらのジョブですが、立ち回りしだいでは名実ともに主力となりうるパワーアップです。

間口が広くて奥深いゲーム性、3Gでもサクサク動くオンラインバトルの醍醐味、コレクター欲を刺激する多彩な魔獣カード、そしてダウンロード版なら基本無料! どうすか、遊ばない理由がないでしょ。遊ぶなら今ですよ! いやいつでもいいんだけど!

よしじゃあいっちょやってみようか、と思いはじめたあなた。
無料ダウンロード版でももちろんけっこうなんですが、今プレイするなら新パッケージ『サムライ&ドラゴンズ デラックスパッケージ版 龍族降臨』がおすすめですよ。なにせデラックスですからね。どうデラックスかというと……

●ゲーム内通貨「CP」を50%割引で購入できるチケットを4枚封入!
●種族限定したレア率の高いエクストラパックを引くことができるチケットを4枚封入!
●最強の魔獣「龍族」を必ず引ける龍族降臨チケットを4枚封入!
そして……

期間限定のコラボパック「セガオールスターパック」より、「R☆桐生一馬」「R☆ソニック」「R☆ベヨネッタ」「R☆結城晶」のカードをゲットできるコンテンツキーがついてくるぞバッボ~イ!

場面写真05

次回から、この『サムライ&ドラゴンズ デラックスパッケージ版 龍族降臨』によるプレイリポートをお送りする所存であります。では期待して待ってなさいバッボ~イ!(←しつこい)


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